ケアがあるシェアハウス、グループホーム

地域の課題、ひきこもり、精神障害、孤立などを話す会に参加させていただきました。

会場が改装して出来たばかりのシェアハウスということもあり、住まいや家族についての話題が多くありました。

印象に残った話題をメモしておくと


シェアハウスに住む数人の要介護のお年寄りが、ヘルパーをシェアする形態を、管理者が作ってあげた話。一人ではヘルパーさんに毎日、料理を作ってもらうことはできない現状の介護制度だそうです。しかしシェアハウスでヘルパーもシェアすることで毎日ケアが受けられる体制が実現出来たケースです。個室で作る料理には公費補助があってもシェアルームで作る調理には公費が補助できないというヘルパー制度の問題があるとのことです。そのため公費補助を使わないで全員の料理を毎日作って分けるという形態にしているそうです。


家族でなくても同居人がいるという安心感とセキュリティーは何にも代えられないものです。

老人や障害者というケアが必要な人は集まった方が社会的コストは下げられます。
しかし一人では暮らせないから無理矢理集められても、生活の質は上がりません。

グループホームという福祉制度があります。入院から退院して一人で暮らせない人が寄り添って管理人のもとで暮らす制度の住居の形です。
全員がグループホームにプラスのイメージを持っているとは限りません。中には住居の同居人と全くコミュニケーションを取らずに自室に引きこもる方もいるようです。もともとコミュニケーションが苦手な方もグループホームにはいます。
シェアハウスはコミュニティや模擬家族に価値を見出す人の志向に合っています。

シェアハウス、グループホームは個室は最低四畳半は認可のために必要なようです。四畳半は狭いと感じますが 、東京都心では三畳の部屋に住む人もいるようです。

グループホームとシェアハウスでは管理人のイメージが違います。管理ケアするひととサービス提供者の違いなのでしょうか?シェアハウスでは先輩的な方が中心となって模擬家族化していくことが起こります。それをイベントやBBQという仕掛けで後押ししています。

模擬家族の成功の一方で実の家族で破局するケースもあります。
八十歳の年老いた要介護の親と五十歳代のニートひきこもり。こういった家族への支援はどうするか?
親子ともにケアが必要で、経済的、精神的に引き離せない状態です。
もっと早く福祉が介入すべきという意見やそういったケースもケアが充実するように支援側の経験値を上げていくことが大切という意見がありました。

住まいと家族は与えれた環境から選ぶ環境になっていきます。いつまでもパラサイトシングルでは社会的にも健康的でないと自戒して、感じました。




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