映画 スノーデン

オリバーストーン監督の映画 スノーデンを観ました。
面白いよ。

事実は小説よりも奇なり。
特別な落ちはないけれども現実そのものでニュースで報道された
あのスノーデンの告発が映画になったのは感慨深い。

オバマ大統領は情報収集に否定的だったが、
トランプ大統領はさてどうか?

安部首相もテロ防止法とやらで情報収集を合法化したい派のようだ。

前からPCのカメラが自動で付いていて、部屋や自分が覗かれる不安は
あったけれど、実際にもやれるというのは、ちょい驚いた。でもやっぱりね。
アメリカは軍と覇権のためなら何でもやる国だって思い知らされた。

埼玉で自衛隊機が墜落して、首都圏で送電網だったか、インターネット網だったが、
ダウンした事故が20年ほど前にあったと記憶している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/T-33A%E5%85%A5%E9%96%93%E5%B7%9D%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85
2000年問題の頃だ。A-33A入間川墜落事故として知られる。

アメリカのPCやインターネットはサイバー空間とリアルとを戦場にする武器だと思っていたが、スノーデンは妄想が事実と近いことを立証してくれた。

入間川は、自衛隊が送電線を切った事故だったが、首都圏の送電網等のインフラがたった一か所の線を切っただけで壊滅的に止まることを浮き彫りにした。

私が、あの事故の教訓は社会のインフラがいかにひ弱で、もろく狙われたらあっという間に壊れてしまうものだということだと思う。
スノーデンの映画を見ると、アメリカ軍は当然、どこの送電線を切ればどこのインフラ網が止まるかを詳細に把握しているとも思った。

電子メールや電話やSNSの盗聴は、仕方がないと割り切るしかない。
すべて見られても仕方ない。弱みを持っていても仕方ない。
自分は、金も権力もないのだから、怖いものはないと開き直るだけだ。
だが、スパイたちは、それを巧みに利用している。

自分は以前、軍事秘密を知るような仕事に、軍事技術者に就きたいと
思ったこともある。が、すっかり、ボケボケの頭で誰も信用してくれない立場になって、
社会から取り残される思いをしている。

スノーデン氏は、てんかんを患っているが、薬を飲まずに明晰な頭脳を保って
頭脳職についていたことがうらやましいような気もした。

しかし、結局、自分のオツムとメンタルから考えると、
今ののんびり田舎生活がお似合いだと思う。


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