映画 ゲット・アウト 超B級エンターテインメントでドキドキした

5億円という超低予算映画でも
アメリカの映画批評家たちから絶賛された映画という触れ込みの映画
ゲット アウトを見てきました。

http://getout.jp/

ストーリーはhttp://eiga.com/movie/86610/ から引用すると
アフリカ系アメリカ人の写真家クリスは、白人の彼女ローズの実家へ招待される。過剰なまでの歓迎を受けたクリスは、ローズの実家に黒人の使用人がいることに妙な違和感を覚えていた。その翌日、亡くなったローズの祖父を讃えるパーティに出席したクリスは、参加者がなぜか白人ばかりで気が滅入っていた。そんな中、黒人の若者を発見したクリスは思わず彼にカメラを向ける。しかし、フラッシュがたかれたのと同時に若者は鼻から血を流し、態度を急変させて「出て行け!」とクリスに襲いかかってくる。



この「出ていけ」が「ゲット アウト」なんです。

ネタバレサイトは、

http://eiga-watch.com/get-out/

に詳しいです。


私からは感想だけ。
感想としては、確かに、「なにかがおかしい」
彼女の実家が何かおかしい。

だが、最後まで夢中になってみてしまう展開で、演技も演出も最高。

ただし、サイコスリラーという割に、後半から結末にかけての
ネタがちょっと子供じみた気持ち悪い設定で、
主人公がバッタバッタと敵を倒していくシーンも
気持ちいいような、ちょい残忍なような印象です。

音の演出が上手いのと、

催眠術という白人マダムの精神科医が操る呪術のような術が
怖い。

白人の精神科医好きな人を揶揄しているのか?

純朴な黒人は、催眠術で簡単に操られてしまうことも
描かれている。

人間の心の闇や
黒人と白人の社会身分の違いという差別社会を描くとか、
大きなテーマはあるけれども、

実際には、ちょっと子どもっぽいB級映画のなかで、
レベルが突出しているものかな。

ヒューマンドラマとか、感動や実社会の矛盾を暴くとか、
夢と希望を与えるとかの
映画の役割はあんまり果たせてない。
いわゆる名画ではないね。

単に、ドキドキしてスカッとするぐらいの映画を求めている私には
ちょうど良かった。

日本にもこの手の映画ってあるのかもしれないが、
安物すぎてみる気になれないのだろう。

このゲットアウトは、

製作費は安いのに、評価が高いっていう点を上手くセールスポイントにしたね。