貧しさと税と政策について。自分の生き方と比較してみる。

貧乏でも実践できるのは、自分の感情や劣等感に苦しむことなく、
貧しいなりに、お金をもとめる生き方しかない。

貧乏な人に、施しをする事は、その人を甘やかすという考え方が強い。
自分よりも貧しく恵まれない人のために、たくさん税を納めて、使い方を監視する、という視点は日本の世の中では一般的でない。

税は取られるもので、できるだけ払いたくない人が多い。
国自身もそう思っている。

税を取って、国としての事業を行って、借金を返そうとしているだけで、
税を使って、社会から格差を減らそうという発想がない。

むしろ格差は、競争のために必要で、税は競争意欲を妨げるものだと
国自身が思っているようなのだ。

貧しい人へ税を使うことで、みんなが働かなくなる社会がおきてしまうという不安があるらしい。
ベーシックインカムが実現できないのは、そうした社会の不安があるからだ。

一方で、経済では日本は、化石資源がないので、必ず貿易で資源を輸入する必要があり、
そのために生産や労働は、外貨を稼ぐために国際競争力を持たなくてはいけないという考え方だ優勢だ。

経済は戦争で、自国の強みと最強国であるアメリカ、中国との関係を良好に保ちながら、
日本全体の税収をあげることを目標にしている。

日本が目指すべき社会が、明確になっていない。
アメリカに追い付こうとITや科学技術の大国を目指すか、
観光資源を活かして、観光立国を目指すか、
税が高くても福祉の充実した北欧的国家を目指すのか、

どの国を目指すにして、日本自身の方針がブレブレなのだ。
行き当たりばったり。100年先をみすえた計画も理想も分析もない。
世界中、どの国も100年先は分からないのかもしれない。
それでも、最善を目指して独自に社会的合意の上で国のシステムを決定するように
思う。

日本はなにを目指しているんだろう??
国債の借金を返すとか、インフレ目標とか、働き方改革とか、生産性向上とか、
女性活躍、一億総活躍、
いろんな言葉で、竹やりで戦争をしていた時代を繰り返しているのではないか。

竹やりでアメリカと本土決戦をして進め一億火の玉だと言っていたらしいのだ。
その時代でも、政治家は選挙で選ばれていた。
日本はなぜ、そんなに無謀な戦争をしたがるんだろう??
今も無謀で無計画な経済戦争をし続けているように見える。

石油資源がないという不安の裏返しなのだろうか。
貧しくなっていく中で、無策な私と、
貧しくなるまいと必死な日本を比べている。

日本は心配ない、これからも発展すると思っている能天気な人は少ない。
だからと言って、今後の道筋も見えない。
アメリカや中国の一部にもなりたくない。

自分も、今のままでは収入は望めない。
かといって今後の道筋もない。
結局、いやいやながらも、すねかじり生活まっしぐら。

嫌な決断は先延ばしか。

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