【牛の角を矯正しようとして牛を殺してしまう】角を矯めて牛を殺す
人格を矯正することはホントに難しい。
向精神薬には脳内ホルモンの出過ぎも少な過ぎも抑える作用があるので症状が安定すると説明される。健康な人はその調整ができる。どうやって調整しているか?
それは目鼻耳や舌を通じて、さらに肩、内臓、足腰を使い首を通じて脳を調整している。また他人からの反応により自分の言動を保つフィードバック機能もある。
内的に安定しづらく、かつ他人からの反応を受け取る感覚が弱く自分を安定に保つ機能が弱い人が正気を失う可能性がある。
そうしたバランスを失いやすい人の治療として使わる向精神薬は筋肉の弛緩させる。ぼーっとした頭でダラッとした身体にすることで安定させて崩れないように固定して治療しているいる。薬漬けとも言える。
本当に身体の筋肉を十分に働かせて、目鼻耳舌や身体が正常に働く状態にした上で、周りから健康な人との会話や対話的なフィードバックを繰り返すことが真の治療のはずだ。
ホリエモンの特捜部での取り調べはまさにそうしたタイプの人格の矯正治療が行われている。
3畳ひと間の独房に3ヶ月監禁して、外部との接触を断つ。取り調べ官一人とだけの対話を1日に6時間課す。まず最初の取り調べ官には心を開かせて会話させる。
二人目の取り調べ官は全く心を開かず会話を成立させない。
唯一会える取り調べ官と6時間も心を通じ合わせないまま会話を長期間させる。
3人目の取り調べ官は再び会話するときにホリエモンと心の交流が出来ているようにレスポンスを返す。するとホリエモンは3人目の取り調べ官のレスポンスに対して自分が心を入れ替えてでも合わせる。
この過程が人格を矯正治療するプロセスそのものだ。その結果ホリエモンは金儲けを諦めてロケット事業に精を出すタイプに矯正された。そうしたロケット事業はNASAやJAXAの技術を追い越す可能性はなく、社会の支配者層を脅かす存在にはならない。すなわち矯正治療が成功している。
ホリエモンのように手厚い矯正を受けられる人ばかりではない。もっと手荒い治療で矯正後に廃人生活をするタイプの人間がほとんどだ。薬漬けのまま、生活保護を受給しながらグループホームで暮らせるように矯正される治療もしばしばある。
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