NHK「SONGSスペシャル」2017年11月10日 井上陽水さんと玉置浩二さん、安全地帯の特集

NHKのSONGSスペシャル2017年11月10日
井上陽水さんと玉置浩二さん、安全地帯の特集でした。夏の終わりのハーモニー(1986年)を発表した伝説の神宮球場ライブ以来のNHKでの共演。

1986年のNHKで放送されたライブをカセットテープに録音して本当に擦り切れるほど聞いていた中学生時代。安全地帯はヒットチャートで知っていたが、その上を行く陽水さんのバリバリさに非常に感動を受けた。
http://www.dailymotion.com/video/x2ush56

その直後のライブアルバム、スターダスト・ランデブーももちろん繰り返し聞いた。


夏の終わりのハーモニーもヒットしたが、その前の9.5カラットももちろん聞いた。

その後の1989年のリバーサイドホテルや

1990年の少年時代に続くような陽水さんの第2の絶頂期であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E6%99%82%E4%BB%A3_(%E4%BA%95%E4%B8%8A%E9%99%BD%E6%B0%B4%E3%81%AE%E6%9B%B2)

安全地帯との再会に最初に現れた陽水さん。少し遅れて玉置さん。
「譜割りもずれてるよ」「確認なんて大丈夫ですよね?」「しない方がいいんじゃない。ずいぶんズレてるねぇの方が・・・」と久しぶり感を楽しんでいる陽水さん。
発表当時の陽水さんは38歳、玉置さんは28歳。
現在は31年経って69歳と59歳。
「(玉置さんの)作曲について最近分かってきた。ずいぶん良くできているんだな。」と語る陽水さん。当時は、バリバリだった陽水さんも今は枯山水のような渋い境地。
玉置さんはのびやかで大きな声が出ているのに対して、陽水さんは、大きな声は出ないが、そのぶん抜群のセンスが光っている。ジャストフィットの出だしのカッコよさは当時と比べても引けを取らないカッコよさだ。最後の声を張り上げるシャウトは、年齢に合わせてファルセット風の高音の歌い方にしていて、そこも聞きどころだった。
選曲も良かった。最後のニュースは、陽水さんの最後の競演になる「最後」を彩っているように思えた。社会メッセージを伝えている歌を気に入っているし、少年時代と同時期に作詞作曲した名曲で、今の陽水さんのパブリックイメージはこの曲のイメージが大きいんじゃないかな?歌い方も若干、軽めで歌い込んだ感じから、歌の最後の盛り上がるテンション部分の演出が光っている。静かに幕を閉める曲だった。
 そして番組の最後に夏の終わりのハーモニー。
陽水さんを待つ玉置さんが、かわいい。
「悪いね、ハモってもらって。ご苦労様。」って完全に主人公気分の陽水さん。「目立たないけど、合わせることって才能がないとできない。」とバックバンド扱いの陽水さん。
「頑張ってきてよかった。陽水さんとまた歌ってるよ。」と喜ぶ玉置さん。
歌声はすごくワクワクするような素晴らしい歌唱・演奏でした。特に陽水さんは色っぽさが半端でない。安心してハーモニーを楽しんでいるお二人を観られて感動です。