ソニーが提案するコミュニケーションロボット。
今年に入ってから、急激に盛り上がりつつある音声アシスタント内蔵デバイス。スマートスピーカーを中心に、声で操作するインテリジェントな家電製品が人気を博しています。ソニーでは、音声アシスタント技術を駆使した、これまでにないコミュニケーションロボット『Xperia Hello!』を発表。その開発背景と狙いを、開発陣が語ります。http://www.sony.jp/feature/products/171017/
と、ソニーの公式ページ。
ソニーのカメラや音声の技術を組み合わせて、
ロボットに統合している。
私からみると、ソニーが狙うターゲットが
よく見えない。
子どもの見守りや親の安否確認に使えるという
解説がワールドビジネスサテライトでされていたが、
どうも、ソニーのイメージと合わない。
ソニーなら、歩きながら音楽を楽しむ、
家でも外でもゲームを楽しむという、
娯楽性が強いロボットが望まれる。
コミュニケーションのイメージには、
絶対的多数のグーグルやアップルのような
量販作戦が必要なんじゃないかな。
15万円というソニーのエクスペリア・ハローは、量販向きじゃない。
ソニーは、グーグルか、アップルと、少なくともドコモと組むべきだと思う。
携帯電話との近いロボットにもなりそうだからだ。
ロボットとだけ会話するのには、まだ限界がある。
ロボットが手助けして、その先にある他の人間との交流がメインになると思う。
顔認証がソニーのロボットの特長だが、
それを活かすことが、どうもイメージが湧かない。
一台のロボットで40-100人程度の顔認証をして、
それぞれの勉強を教えるとか、それぞれの勉強の指導状況を把握するという
使い方ができたら、
塾講師にはなれる。人間がほとんどいない塾が生まれるかもしれない。
老人ホームや保育園でも使えるかもしれない。
しかし、ソニーが教育ロボットを販売できる企業イメージではない。
ソニーには、良くも悪くもイメージが付いている。
最初に売り込むには、
ゲーム性が欲しい。音楽BGMの顔認証ぐらいか。
個人での使い方を提案する。
娯楽性を高める。
量販性を高める。
圧倒的な販売量を基にして、次なる可能性を探るという
戦略を取るのは、
ソニーには出来ないのか。
物を売ることで、対価を得るビジネスに固執している。
ロボットを1万円で売って、大量に普及させてその先のサービスを
取り込もうという海外勢の戦略の前には、
ソニーはあまりにも、無謀なロボット販売に思える。
しかし、ロボットに顔認証を付けるアイデアは素晴らしい。
これによってアイドルの顔を認証して、そのプライベート時間までも
ファンに売り出すコンテンツにすることができる。
アイドルの私生活を覗く楽しみを売るのだ。
アイドルとのコミュニケーションもできるだろう。
アイドル一人で番組をロボットを通じて配信して、
コミュニケーションする娯楽が生まれるかもしれない。
チャットカメラの手助けをするロボットだ。
もう少し携帯に近づけるか、テレビに近づけるか、
ゲームに近づければ、
安くて面白いコンテンツが大量に集まって、大量販売に結びつくかもしれない。