上機嫌は作れる。それが「作り笑顔」の効能だ。

むかしから誰でも知っていることだろうが、
上機嫌な人に見えるひとは、
心が見えているわけではない。
表情や声が見えたり、聞こえたりしている。
それが上機嫌に見えて、周りも感じ良く感じる。

感じの良い人と悪い人の違いは、
表情筋、特に口角や頬骨の高さにあると思う。

口角上げて、頬骨上げていると
どうやっても笑顔に見える。

なにもおかしいこともなくても
頬と口角を上げているだけで、
笑顔の表情に合わせるように気持ちも上機嫌になるように
人間はできているらしい。

辛いときでも、「作り笑顔」をしていることで、
心も笑顔になるという脳の性質があるらしいのだ。

少なくとも周りには笑顔の人の方が、感じよく映る。
周りから、「感じのいい人だ」と思われれば自然と、
いい人が寄ってきて、いい人生が進むということだ。

私は、圧倒的に表情筋が弱い。
笑顔になる力はかなり弱い方だ。

だからこそ、笑顔でいると良い!とよく言われる。
普段はずっと不機嫌な顔をしている。
内面は、上機嫌でも伝わない。むしろ不機嫌かと思われれ、人が逃げていき、損だ。

作り笑顔って誰かにみせるために作るものではなく、
普段から自分の気分をアゲアゲでいるために効能があると信じている。

白い歯を見せていると、いい大人がにやにやしてバカなんじゃないの??と
心配されがちが世の中だ。
しかし、そこはうまく前歯を隠しながら、
頬骨を上げて口角を上げて笑顔を作って気分を上げていく。


歌を歌っているときも口角や頬骨を上げるとあかるい声が出ると言われていた。
明るい声は、暗い歌(ミサやレクイエム)を歌う時にも必要なのだ。
歌の上手い人は前歯が美しく見える。
芸能人は歯が命とは、芸能人が歌を歌う時には、必ず前歯が見えるからだ。

笑顔で歌えるようにならなければ、歌はうまくならない。
最終的には、マスクをしていても笑顔が伝わるぐらいに
顔全体、目から、頬骨から笑顔を作る必要がある。

デパートでの研修では、マスクをして笑顔とわかるように表情を作る訓練がある。
それぐらい笑顔は大事で、不機嫌なときでも不機嫌な顔をしていては、いけない。

笑顔を快く思うのは周りも本人も同じで、面白きこともない世も面白く
というのはなにも難しい事ではない。
笑顔を絶やさない、それだけのこと。

辛いときでも笑顔の練習をすることが上機嫌への近道なのだ。