石鹸は油汚れを乳化して取り去る効果があり、洗浄に使う。
石けん溶液は、コロイド溶液の一種で、
分子50から200個程度の会合したコロイドを作っている。
親水基が外側を向いた状態で水中に浮いている。
一般にコロイドは、
チンダル現象として光路が見える。
ブラウン運動をして、不規則な動きをする。
電気泳動をして電極に引き寄せられる。
塩を加えると凝析する。
保護コロイドなどがあると凝析しづらい。
大量の塩を加えると塩析する。
などが知られている。
塩析の効果はコロイドと逆の電荷を帯びている塩が効く
石鹸は親水コロイドで少量の塩では凝析しない。
石鹸はナトリウムイオンと電離するので、負電荷を帯びている。
正の電荷を持つイオン(塩)が塩析の時に働く。
つまり一般的な金属イオンだろう。
金属イオンは、水和力の強いイオンを含む塩の方が塩析効果が大きい。
水和力が強いイオン??
水和力とは電気陰性度の差が大きくて、イオン結合性が強い(共有結合性が弱い)と
大きくなる。
NaClは電気陰性度が0.9と3.0で差が2.1
AgClは電気陰性度が1.9と3.0で差が1.1
AgClは電気陰性の差が小さく、水和力が弱い。沈殿しやすい。
つまり、溶けやすい塩の方が塩析効果が大きい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%B6%E8%A7%A3%E5%BA%A6%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
溶解度の一覧が載っていた。
溶解度ってなんで、そのように決まっているんだろう??
理屈があるのか?
そうなっているから、そうなのか??
溶解度の大きい塩の探し方ってコツがあるのかな??