成長のない時代

現代の成長産業はない。
人工知能も一部の人が関わる規模の小さな産業に思える。小さな産業が大きく社会を変えていく。

自動車産業が裾野の大きな産業で、多くの雇用を産んできた。

それも電気自動車の出現で部品が減り雇用も減る。

多くの人口を潤す成長産業は、日本にも世界にもなさそうだ。
世界は、持続可能な社会を目指している。一部の国の資源や低賃金を利用して先進国が豊かさを味わえる時代は過ぎていく。

中国はまだ、自国にマーケットがあるので成長の余地がある。
日本は老化する社会でのどかさを取り戻し、アジアの一部として観光立国になっていく。

外国人観光客にたかる事に躊躇しなくなり、売春も大事な外貨を稼ぐ手段として黙認されるだろう。

技術立国といっていたのは30年以上前の話。

世界の技術は、日本をおいてきぼりにして進み、日本に先端工場は、誘致されない。

アメリカや中国資本の小売店で買い物をして外国資本の工場やオフィスで働き続けるだろう。

格差は広がり、プライドや倫理は下がる。
田舎は時代や世界にも取りのこされる。
高温の気候で災害は増える。
都会にはスラムが出来ていくだろう。

日本の文化は英語化されて見世物になり、世界の情報は英語を理解できない日本人には入らない。

格差の上はますます少なくなり、横暴になってやりたい放題。
格差の下は多いものの互いに足を引っ張り合うので団結もせず、沈静薬品を飲まされて黙るだろう。

主な産業は、老人ホームと病院とカジノパチンコ。

若者は工場やオフィスで道具や部品として扱われて交換可能な駒の一つだ。

使いづらい道具であると社会に弾かれると最低限の生活も維持できない。生活保護や物乞いに転落だ。

そんな物乞い生活を見て見ぬ振りをしている内に物乞いに、GPSを埋め込み去勢中絶も無料で強制されるだろう。

それも人権や財政の専門家が決めていくのを誰も反応も反論もせずに決まっていくだろう。

生産性のない人口を養う余裕ない心を誰も笑えない。

社会未来空想。