ハードカーボン電池: 2024-11-01T11:03:09

ハードカーボン電池自作への挑戦:偶然の発見と今後の展望


偶然の発見:1.5Vを超える電圧
自作電池の試行錯誤の中で、思わぬ高電圧が発生するという興味深い現象に出くわしました。アルミ箔とスポンジを組み合わせた電池において、1.5Vを超える電圧が測定されたのです。この現象は、アルミ箔を新品に交換した際に特に顕著に見られました。


ハードカーボンとの関連性
駒場先生のハードカーボンに関する記事を読み、自作電池の高電圧発生の原因が、偶然に生成されたハードカーボン状物質にあるのではないかと考え始めました。自作電池の材料である塩寒天をフライパンで焼いた際、焦げ付いた部分がハードカーボンに近い状態になっている可能性があるのです。


今後の展望:焦げ付きの科学的な検証
焦げ付きの再現性と分析
 * 焦げ付きの再現性: 今後は、塩寒天を意図的に焦がす実験を繰り返し、高電圧発生との相関関係をより明確にしたいと考えています。
 * 焦げ付きの分析: 焦げ付いた部分の成分分析を行い、ハードカーボンとの類似性や、電極特性に影響を与える物質の有無を調べます。


電極材料の最適化
 * 金属塩の種類: さまざまな金属塩を用いて塩寒天を調製し、焦げ付きの状態や電極特性の変化を比較します。
 * 焼成温度: IHヒーターの温度を調整し、焼成温度が焦げ付きの状態や電極特性に与える影響を調べます。
 * 電極構造: アルミ箔とスポンジの配置や、焦げ付き部分の厚さなどを変えることで、電池性能の向上を目指します。


セレンディピティを活かした探求
現時点では、高電圧発生のメカニズムは完全には解明されていません。しかし、今後も実験を繰り返す中で、新たな発見があるかもしれません。セレンディピティを信じて、試行錯誤を続けていきたいと考えています。

まとめ
自作電池の高電圧発生という偶然の発見をきっかけに、ハードカーボンとの関連性を探求しています。焦げ付きの科学的な検証を進め、より高性能な自作電池の開発を目指します。

【補足】
 * ハードカーボン: 高いエネルギー密度を持つ次世代電池の負極材料として注目されている炭素材料です。
 * 鋳型法: 有機金属分子を鋳型として使用し、高温で焼成することで、所望の形状や構造を持つ炭素材料を合成する方法です。
 * セレンディピティ: 偶然の発見によって、新たな知識や発明が生まれることです。

今後の課題
 * 再現性の向上: 高電圧発生を再現性高く行うための条件を確立する。
 * 理論的な裏付け: 実験結果を理論的に説明するためのモデルを構築する。
 * 安全性: 自作電池の安全性評価を行い、安全な使用法を確立する。

読者へのメッセージ
この文章は、自作電池の試行錯誤を通して得られた知見と、今後の展望をまとめたものです。読者の皆様にも、この挑戦を通して、科学の面白さや発見の喜びを感じていただければ幸いです。
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【関連キーワード】 リチウムイオン電池, ナトリウムイオン電池, カリウムイオン電池, 電極材料, 炭素材料

【関連分野】 電池工学, 材料科学, 無機化学
【参考文献】
 * 駒場先生の記事: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000102047.html


【ハードカーボンか?】カリウムナトリウム電池で活躍される駒場先生の記事を読むとハードカーボンを鋳型法で作製しておられる。LIBのグラファイトの代わりに使うような電極材だ。 細孔を持つ炭素を作るときに有機金属分子を出発物質として使い、600度で焼結後、塩酸で金属を洗い流す手法だと思う。酢酸亜鉛などを出発材料にしている。 一方、自作のアルミ箔スポンジは、1.5Vを超す電圧を示した時がある。ステンレス網、アルミ箔、スポンジ、ステンレス網の構成だ。ステンレス網の上から塩寒天(食塩と硫酸鉄)をつけてフライパンできんつばやクレープのように焼いてみた。 スポンジに酢酸水を足した、硫酸鉄酢酸液を足したり、充放電を繰り返したりと、夢中になって試行錯誤しているうちに偶然、できた。アルミ箔を新品に変えた時に、突然1.5Vを上回る電圧がテスターで表示された。 まだ再現できていないので、はっきりとはわからない。その後は、同じ電池に新しいアルミを足すと確かにこれまでよりも電圧が高い。1.1V付近を数十分間示すこともあった。 備長炭アルミ電池でも1.1Vを示すという人もいる。自作では、これまで1.0ボルト以上は数秒以内に失われていた。なぜ、急に電圧が上がって安定したのか理由がわからないままだった。 ここで駒場先生のハードカーボンが電極材として有用な記事を見ると、自分の寒天を焼いたきんつば部分がフライパンで焦げていることに気づいた。焦げて黒くなった部分が炭化してハードカーボンに近い形になったのだろうか。 これまで寒天を焦がさない程度に温めて固めていたが、塩寒天を焼き付けて積極的に焦がしてみようかと、思っている。 ただ、IHなのでたかだか180度だ。600度の焼成でできるようなカーボンと同じとは思えない。 アルミ箔側とスポンジ側の両側のステンレスをきんつば風に焼いたのだが、焦げ色が違っているようだ。いつもスポンジ側に深緑色の液や泡が滲んできていた。それが寒天と一緒に固まっている。そちら側の焦げは抵抗が高いようだ。 焦げの電気抵抗が含まれる金属塩で変わるのかも。まだ、夢中になっていろいろ試して偶然に見つかるのを待っている状態だ。もう少しちゃんとしたものが毎回できるようになったら、どの要素が効いているかを調べたい。しばらくはセレンディピティを信じて試行錯誤だ。 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000036.000102047.html