お茶どころ名古屋で端午の節句のお茶席に招かれてお菓子とお茶をいただき日本文化を味わいました

お茶どころ名古屋でお茶席に招かれました。

五月の気持ちのいい時期で、お茶をいただき、日本文化を改めて知る機会でした。

海外から来たお弟子さんたちもいらっしゃって、
老若男女がお茶席で、お菓子とお茶をいただきます。

玄関の引き戸を開いて、玄関間で荷物を片づけて、
身なりを整えて、
部屋へ挨拶して入ります。

今日は、早めに着いたので畳のお清めのお手伝いもさせていただきました。

違い棚の隣の床の間を見ると、
掛け軸は「薫風」

表装も立派です。

お香は、紙の敷物の上に、
兜と横笛です。




兜は武将の出陣を祝うもの。
横笛は中部地方では、端午の節句を祝う遊びとして吹き鳴らして遊んでいたようです。

お花はもちろん菖蒲。
今は花屋さんでも売り切れてしまいます。



菖蒲が勝負と似ている、刀の形と葉が似ているといった理由でも
五月を代表する花です。
菖蒲湯に入ってもいいですね。

お茶は釣り型のもので沸かしています。



火あいと湯あいを見ながらというのが本来ですが、
今時風に電気で沸かしています。


天井から鎖で釜をつるしておくように出来ています。
天井にも鎖を繋ぐ小穴が用意されていました。




お茶碗は

兜、こいのぼり、勝負です。

どれも風流で、かわいいものです。

菖蒲はお茶碗に映えます。

お茶碗の底の中の模様もよくできています。




こいのぼりは寒いうちから4月にかけて
名古屋近郊の岩倉の五条川で
染を洗っている姿が有名です。

矢車も風を受けて元気に回ります。

今は飾る家が少なくなりました。


先生は刺繍の入った綺麗なお着物をお召しです。


お菓子はもちろん柏餅。
こしあん、つぶあん、よもぎと白を揃えてくださっています。


他にもおかしは東京と地方の美味しいものを用意してありました。

久々のお茶会でほっと一息。

湯あいも良いもので、
よいお服加減でございました。

海外からのお客さまの前で日本人の私が
恥をさらしながら、つたない行儀と礼儀で
お茶をいただき、ご歓談を楽しめました。

またぜひ、お呼ばれされたいと思います。

お茶の先生は写真をご許可なさらない方ですので、

このブログの写真は
すべて、似たようなものですが、今日のお茶会の物ではございません。