実験ノート。
化学の実験等のノートの付け方。
小保方さんの実験ノートが杜撰だった事から早稲田では実験ノートの書き方も教えていないことが明るみになった。
私も実験ノートの付け方は、わからない(゚ω゚?)
実験ノート入門という2016年出版された本を参考にまとめてみる。
まずは、大きさと種類
A4サイズの大学ノート
書き方は、片側だけに書く
書く内容は、
ロット番号、例えば20170123-1
このロット番号は、実験データにも同じように振っておきたい。照合するときに使う。
今日のテーマ
今日のコンディション、気温や天気や湿度
実験で気をつけること
5W1H形式でまとめる。
予想外のことは特に大事。
何の為の実験か。という視点が大事。
こういう成果を出したい。
こういう性能を上げたい。
という視点。
それとともに広く視野を持って予想外の事実や教科書に載っていない事実などをメモして上司、指導教官に相談する。
知的財産権を守る上で、学会発表は大事。論文も特許も大事だ。特許はお金がかかる。論文もネイティブな英語に直すのにお金がかかる。良い成果を上げてまとめたい。
書くページの反対側には
データコピーを貼ったり
文献コピーや出典を貼る
データをグラフ化しておく
という使い方をします。
データの近似曲線を求めるには
エクセルを活用する。
参考資料は国立国会図書館サイトや
j-stageというサイトを利用する。
インターネットで学術論文を探す方法等は20年前には習わなかった。
パソコンのフォルダー名やファイル名も日付でナンバリングして、ノートを元に検索する方法もある。パソコン検索からノートを探すのにも役立つ。
テーマ選びが1番の大事なところ。
早稲田では教授が決めてくれるが他の大学では学生がテーマを決めたり選んだりできるようです。
世の中の役にたち、自分の知識や設備や環境を活かし、指導者との業績やノウハウとを活用して、テーマを探す。
ここは難しい。
新しい素材や新しい応用と、既存の手法を組み合わせるのが1番多いパターンだろうね。
解析するというのも研究者の仕事。
何を知りたいか?
データから何が導けるか考える。
無意識の内に当たり前だからと
考えずにいることに大事なヒントが隠されている場合もある。
ちなみに卒業論文内容の一部を学会誌に投稿していたので、久しぶりにj-stageでダウンロード出来て嬉しかったO(≧∇≦)o
研究者として、全くキャリアがないので、今後も研究者にはなれるはずもないけど、研究者になるための教育を受けた事実は消えない。
少しでも理系らしくロジカルで合理的な考え方、思考方法だけでも身につけたい。