これだけ!生化学(稲垣賢二 監修 生化学若い研究者の会 著)
高校化学の基本からはずせない要点をしっかり網羅。高校化学の復習、細胞の構造、生体分子の構造・機能、物質代謝、タンパク質の構造・機能、エネルギー代謝、核酸の生化学。
3ー1、生化学、
酵母(イースト)、1857年パスツール氏が「発酵という現象では、酵母が糖をアルコールと炭酸ガスに分解する」と理論的に解明。
3ー2、細胞の構造、
原核生物、核を持たない。1-10ミクロン。
真核生物、DNAが核膜で包まれている。10-100μm。小胞体、細胞核、ゴジル体、ミトコンオリア。
細胞核;DNAが収まっている。
小胞体;粗面小胞体にはリボソームがある。滑面小胞体では脂質の合成とミネラル、エネルギー貯蔵庫。
ゴジル体;生体物質に糖質、脂質を付加。
ミトコンオリア;原核細胞と同程度。エネルギーを作る。内膜と外膜がある。
生体膜は脂質二重層。脂質二重層は物質を閉じ込める。
小胞輸送(袋状の小胞を形成して大きな分子を輸送)、膜輸送体(イオン、糖質、アミノ酸を生体膜内外へ輸送)
3ー3、生体物質の構造と機能
糖質;単糖が基本単位。5炭糖のリボースと6炭糖のグルコース。
デンプン(アミロース、アミロペクチン)とグリコーゲンはグルコースが大量に結合したもの。
グリセロリン脂質;脂肪酸のうち一つがリン酸基に置き換わったもの。生体膜の脂質二重層を形成。
アミノ酸;アミノ基とカルボキシ基を持つ有機化合物。
タンパク質はアミノ酸がペプチド結合した高分子。
ビタミンCは自身が酸化されることで金属イオンを還元型の状態に維持するのに役立つ。(Feを3価から2価にする)
ミネラル;酵素の補因子といて作用する。マグネシウム、鉄、銅、亜鉛、セレン、マンガンなど。
3ー4、タンパク質の構造と機能
タンパク質の一次構造、アミノ酸の順序。
二次構造、αヘリックス(らせん状)かβシート(平面)
三次構造、立体構造。
酵素;分子を変換するタンパク質、
3ー5、エネルギー代謝
3ー6、物質代謝(糖代謝・脂質代謝)