食生活リズムを規則正しくすると食べた量をしっかり消費するまで身体が勝手に活発になる

高脂肪食のマウスの実験してた。なぜ高脂肪食だと太るのか疑問だった。論文を読むと、もともと夜行性のマウスが高脂肪食だと食べる時間帯のリズムが崩れること、食べる量の割に運動しなくなるから太るらしい。

食事のリズムさえ守れば普通食のマウスより活発に動いて筋肉質なネズミになる。

高脂肪食を食べると自然の食事のリズムが崩れる。体内時計の乱れが起きる。人間のダイエットでも夜中のラーメンや不規則な食生活が太るのはよくいわれている。マウスでも同様らしい。

食生活のリズムを守って運動習慣を実行するならむしろ高脂肪のカロリー多めの食生活の方が健康的なマウスになるような論文だ。人間も同じだろう。食事制限していつめ腹ペコでじっとしていては元気になれない。

メンタルの薬で活発な活動が抑えられて太りやすい理由の一つに、体内時計が乱れが関係するのかもしれない。

マウスでは体内時計の乱れで食生活のリズムが崩れて太り過ぎて肝臓などの炎症が引き起こされている。マウスも食べ過ぎたと感じるとたくさん動いて消費したくなるのが本来の姿で、高脂肪食が24時間食べ放題という不自然な環境でなければ太らない。

メンタルクリニックのユーザーはもともと睡眠サイクルが崩れやすい人たちだ。睡眠サイクルの乱れも体内時計の乱れと同義だから食生活とも関係が深い。食生活は体内時計と腸内環境から作るエネルギーの両方に作用している。

体内時計を安定させる薬のアプローチがあり得る。生活習慣を改めるのがベストだが、その手助けとして体内時計を乱す原因を遮るような薬があれば健康に役立つだろう。

規則正しい生活、特に規則正しい食生活が健康に良いことがマウスで証明された形だ。

https://first.lifesciencedb.jp/archives/4981