ボタニカル電池の解説記事 中日新聞

【マグネシウム空気電池】ボタニカル電池は備長炭とマグネシウムが電極だ。植物の周りの微生物が作る電気で光ると言われている。がおそらくマグネシウムと備長炭だけでマグネシウム空気電池ができていて、微生物なしでも放電する。

マグネシウムが空気でゆっくり酸化して錆びていく時の放電を電池として取り出している。マグネシウムが溶けるのを表面処理で防いだと書いてあるが全く溶けない訳じゃないだろう。

マグネシウムを肥料に混ぜて補給すればいい。鉄を還元する微生物がいるから電池の電圧や電流は多少は植物と微生物の働きで左右される。光が明るくなったり、暗くなったりするだろう。

電池の中に植物と微生物がいて、そのセンシングを反映して電飾の明るさが変わるのはあり得る。植物と微生物のセンサーとして使えるだろう。

それはマグネシウム空気電池を植物と微生物が還元した鉄が調整しているだけだ。全くの霞から電気が生まれたかのようなファンタジーは科学的ではない。

商品の宣伝なら良いが、新聞の科学記事ならもう少し疑いの目で商品を見る視点が欲しい。嘘は書いていないがなんとなく微生物が電気をたくさん産み出すような誤解を与える記事だ。