ボトル型全寒天鉄空気電池を自作

鉄液を寒天で固める。鉄空気電池を作る。
空気電池をペットボトル内に作る。
ペットボトルを上下さかさまにして口付近に炭寒天を作る。
ストローを挿す。
炭寒天が固まってから上下を戻す。
上に張り付いた炭寒天につきさしたストローを通じて鉄寒天液を流し込む。
ストローにじょうごを付けて流し込むが、ボトル内の空気が抜けずなかなか入らない。
ストローのあなに竹箸を差し込む。空気を抜くように箸を上下させながら鉄寒天を流し込む。

上の炭寒天と接するまで鉄寒天を流し入れて全体を寒天で固める。

上部の炭寒天電極に刺した針金と、ストローを通じて下側の鉄寒天から繋いだ集電体に電源を付けて充電する。

鉄寒天がマイナス極になるようにして鉄を還元する。

鉄液は使い捨てカイロの中身を食酢と食塩水で煮て作りました。食塩水は10%。カイロの鉄粉が20%。寒天は1%。

流し入れる時、充電中にガス抜きのためにペットボトルを握り、ペコペコさせて人工呼吸のようにします。

放電特性は
550ミリボルト
30ミリアンペア
空気が取り込まれ過ぎるのが劣化原因かと思って、空気口が小さいペットボトル型電池にしました。

電圧、電流の低下はこれまでの開放型電池と変わらず、急減していきます。

ペコペコとペットボトルを押すと電流が少し上がります。空気が入るのか電極の接触が改善されるようです。

写真のボトルの中段の白い泡の筋が炭と鉄寒天の境い目です。