弘前大学で細胞集積法の特許を!再生医療、創薬活用に期待

医学の分野や治療法は特許にならないっていう原則がある。治療するときにいちいち特許に抵触するかと考えるよりも人間の健康を優先させるからだ。 

今回、弘前大学で細胞集積法の特許を日本で取得した。立体的な臓器と血管を組み合わせた組織を人工的に再生するための技術だ。

「細胞集積法」弘大などが開発/生体に近い立体組織生成、人口腹膜で特許/再生医療、創薬活用に期待 | 東奥日報社

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複数の再生臓器を繋ぎ合わせるシート組織を開発したらしい。これまでは単独の臓器は再生医療で作れたが、それらを組み合わあわせて腹の中で配置する手法を新たに発明した。

コレは再生医療だから、本来は特許されないように思える。が再生医療は治療法だけではなく、薬効成分の効き目や副作用を検査する道具としての臓器を作る工業の一部という位置づけだ。

画期的な生物工学の進展だ。

倫理的に生き物の臓器を人工的に作ってしまう問題はある。

一方で生体ならではの薬効成分を検査する道具として開発が進むと予想できる。

医者だけでなく工学者との連携で生まれた成果だ。

可能性とポテンシャルが非常に大きい。もう少し技術の進む様子を見守りたい。