幸せについて 古典を読んで考えた アラン ラッセル

幸せについて、ちょい古典を調べてみた。

イギリスのラッセルの幸福論とフランスのアランの幸福論

ラッセルは幸せとは人助けすることだという。社会の役に立つから幸せになる。内面をいくら探しても見つからない説。

アランは幸せとは上機嫌で人に接する事だと言う。笑って他人と話せば幸せになる。状況によって作られるのではなく自分が笑って上機嫌を作る説だ。

私が数日前に、幸せとは人間関係に恵まれてる状態だと書いた。自分と外との関係に焦点を当てる点はラッセルともアランとも似てる。

人間関係は自分が他人に尽くすことでも良くなるし、笑って話すことでも良くなる。幸福や不幸は病気や貧困という事実だけでは決まらない。
幸せも不幸も周りと本人との関係性なんだろう。

周りに無視されたり馬鹿にされたり暴力や差別を受ける状況こそが不幸であって、それは誰もが避けたい。

そのひどい人間関係や環境に居続けてはダメだ。プライドや笑顔を持てる環境を選び作り維持して広げる努力をするのは当然だ。

その意味では幸せになることは義務だと言うアランの考えには共感する。

他人を嘲笑うことで自己を守る人からは逃げるべきだ。会って楽しくなる人たちを大事にする。自分自身も相手を楽しませて関係が続くように振る舞うべきだ。

社会とは自分が選んでいる人間関係そのものだ。